消費者金融を起業時に使うことは特別なことではない

色々な起業のサクセスストーリーを読んでいると、非常にワクワクします。「起業したら上司にどやされたりしないし、すごく自由にできるんだな」と思ったり「こんなにお金を稼げるんだ」と思ったりして、夢がありますよね。誰もが一度は自分でラーメン屋や喫茶店を持ったり、何かしらのビジネスをやってみたいと思うものです。しかしああいう起業のサクセスストーリーというのはあまり役に立ちません。なぜなら多くの企業は本やテレビで紹介されているような派手な活躍をするのではなく地道に仕事を重ねているからです。そして多くの起業家は色々な所で苦労をしているのです。その苦労がサクセスストーリーにはほとんど描かれないのです。

例えば起業するときに街金や消費者金融を利用した、なんていう話を書いている本やドキュメンタリーがあったでしょうか?ほとんどの場合は街金や消費者金融を利用した、という話は出て来ません。しかし実際にそこらで会社をやっている人に話を聞いてみたらわかりますが、多くの人が商工ローンや街金、消費者金融などを使ってきているのです。中には闇金にまで手を出して仕事をしていたという人もいるくらいです。これが一般的な現実であり、むしろふつうのことなのです。

なぜ消費者金融や街金を利用したことを企業のドキュメンタリーなどでは放送しないかといえば、それは単純に見栄えが良くないからです。起業をしてたくさんのお金を稼いで名声もある人が、実は借金をしないといけないほど苦しい時期があった、しかもその借金は街金から借入れをしていたというのがわかったら、その人の見栄えが悪くなってしまうからです。だから本当は使っていたとしても言わないのです。おそらく多くの商売をしている人たちは何らかの街金や消費者金融を使っていると考えていいでしょう。

別に使うのが悪いわけでもなんでもないのです。街金を使うこと、消費者金融に頼ることは違法でもなんでもありません。苦しい時期に使うのは悪いことでもなければ普通のことです。起業をしたいと目指している人は、こういう現実を踏まえた上で考えたほうがいいでしょう。

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